漢方薬とは・・・・・
西洋薬がただひとつの成分だけからできており、効き目もひとつの効果しかないのに比べると、 漢方薬はいろいろな植物や動物、鉱物から得た生薬を何種類も組み合わせてつくられています。 ですから、ただひとつだけでなく、いろいろな病気に対して同時に治療効果があらわれるのです。 また、合成薬品でなく天然の成分ばかりなので、西洋薬のような副作用も出ないのです。 人間の体は一人一人ちがいます。同じ人でもそのときどきで体の状態は変化しています。 ですからその人のその時の体に適切な漢方薬を飲む事が一番大切です。 |
経絡(けいらく)治療とは・・・・・ |
人のからだには、経絡という「気」の流れる通り道が無数にはりめぐらされています。 そして、「気」が不足したり、その通り道がふさがれたりすると病気になります。 この経絡上の異常を探しだし、気持ち良く、心地良くツボを刺激することにより全身に「気」をめぐらせることができます。 その結果、病気を治療し、予防することができるのです。 |
当院でとくに治療効果があがっている疾患について |
当院では多様な症状、疾患に対応し治療に取り組んでおりますが、とくに以下の疾患について治療効果をあげています。
冷え性 |
冷え性は辛抱できる、できないといった問題ではありません。様々な病気の原因となります。循環器疾患、消化器病、婦人病、不妊症等は冷え性が原因となることがよくあるのです。そして冷え性と言っても、手足が冷える方、腰・お腹回りが冷える方、首筋が冷える方、足は冷えるが顔はのぼせる方(いわゆる冷えのぼせ)など症状はさまざまです。それぞれの体質、症状に合った漢方薬を服用することが大切で、東洋医学が最も得意とする分野の一つです。 |
不妊症・生理痛・生理不順 |
西洋医学ではホルモン療法、人工授精、体外授精が行なわれ、実績をあげつつありますが、 漢方治療もこの分野を得意としており大変有効です。 |
アトピー性皮フ炎 |
単なる皮フの病気と思われていますが、全身の病気です。体の芯から治していきましょう。大きな効果があがります。 |
花粉症 |
近年ますます患者さんが増えてきています。自然環境と生活環境の悪化が原因とされていますが、それに負けない体力づくりが治療の本質です。これを放置しておきますと慢性的な副鼻腔炎となり慢性疲労の元凶となっていきます。漢方治療は西洋の抗アレルギー薬のような眠気をもようしませんので大変喜ばれています。 |
変形性膝関節症・慢性関節リウマチ |
変形性膝関節症・慢性関節リウマチによる関節の痛みは血液、水及び「気」の流れの滞りにより生じると考えています。 |
慢性的な 肩コリ・膝痛・腰痛 |
体質だから、年齢だからとあきらめがちですが、上記と同様の治療法でかなり改善いたします。 |
めまい・耳鳴り |
めまい・耳鳴りは両者同時に起こることもありますし、片方だけ起こることもあります。漢方治療としましては胃と腸を強くし、様々なストレスに強い体質づくりをするという耳鼻科の治療とは異なったアプローチにより実績をあげています。 |
喘息 |
ステロイドの吸入や抗アレルギー剤の服用が一年中必要な患者さんが数多くおられます。当院ではまずステロイドなしで発作が起こらないように漢方治療をしていきます。その後、すべての西洋薬を服用せずとも発作が起こらないように体質改善をすすめていきます。 |
難治性頭痛 |
西洋医学では様々な頭痛薬が開発されています。しかしそれらでも治らない頭痛に悩まされている方々はぜひ漢方治療をお試し下さい。漢方医学では頭痛の原因を脳内の寒熱のバランスの狂いから生じると考えています。そのバランスを調節することにより難治な頭痛を治療することができます。 |
B型・C型ウイルス性肝炎 |
現代医学ではインターフェロンが治療に使われています。漢方医学でも生薬を組み合わせることにより肝炎ウイルス数を減少させることができます。 |
慢性疲労症候群(クリックして詳しい説明をお読み下さい。) |
慢性疲労症候群はこの10年ほど注目を集めている疾患です。日常生活に支障をきたすほどの重い疲労感が続いている方はぜひご相談ください。(当院でNK細胞活性及びHHV-6抗体価の検査行っております。) |
心身症 |
うつ状態とまではいかなくてもなんとなく憂鬱な気分、不安感、体の不調が慢性的に続くものです。抗うつ薬が処方されることもありますが、いわゆるうつ病の場合と異なり、抗うつ薬の効果が十分に出ず悩んでいる方が多いのが現状です。漢方薬を併用することにより、症状が軽減します。 |
不眠症 |
身体疾患もしくは心の病気にともなって現れる不眠は原因疾患の治療が優先されますが、不眠症の多くは眠ることを過剰に意識し神経質になって現れるものです。このようなタイプの不眠症は習慣性不眠症といわれますが、生活リズムをあらためるとともに漢方薬による治療が非常に有効です。 |